接続文字列で指定したデータ・ストア用のシステムRAMにTimesTenがデータ・ストアをロードするタイミングを決定するためのポリシーを定義します。
アクセス制御が有効になっている場合は、ADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。
ttRamPolicy (ttUtilHandle handle, const char *connStr,
ttRamPolicyType policy)
ttRamPolicyには、次のパラメータがあります。
パラメータ | 型 | 説明 |
handle | ttUtilHandle | ttUtilAllocEnvを使用して割り当てられるTimesTenユーティリティ・ライブラリ環境ハンドルを指定します。 |
connStr | const char* | RAMポリシーを設定するデータ・ストアについて記述する接続文字列を指定するヌル終端文字列。 |
policy | ttRamPolicyType | 指定したデータ・ストア用のシステムRAMにTimesTenがデータ・ストアをロードするタイミングを決定するためのポリシーを定義します。指定可能な値は、次のとおりです。 TT_RAMPOL_ALWAYS: データ・ストアが常時RAMに存在するように指定します。 TT_RAMPOL_MANUAL: ttRamLoadユーティリティAPIまたはttAdmin -ramLoad コマンドのいずれかを使用して、データ・ストアが明示的にRAMにロードされるように指定します。同様に、データ・ストアは、ttRamUnloadユーティリティAPIまたはttAdmin -ramUnload コマンドを使用して明示的にアンロードできます。 TT_RAMPOL_INUSE: アプリケーションでデータ・ストアに接続する場合にデータ・ストアがRAMにロードされるように指定します。このRAMポリシーは、ttRamGraceユーティリティAPIまたはttAdmin -ramGrace コマンドを使用して、さらに変更できます。指定したデータ・ストアに対して明示的にRAMポリシーを設定しない場合、デフォルトのRAMポリシーはTT_RAMPOL_INUSEとなります。 |
payrollというDSNのRAMポリシーをmanualに設定するには、次のように入力します。
ttUtilHandle utilHandle;
int rc;
rc = ttRamPolicy (utilHandle, "DSN=payroll", TT_RAMPOL_MANUAL);
一時データ・ストアにポリシーは設定できません。